没落貴族の令嬢に起きた奇跡

作品概要

没落した伯爵家の令嬢であるジュライは、通っている学園でいじめられていた。ジュライは、彼女の家を目の敵にする同じ教室の令嬢による嫌がらせに日々耐えながら過ごしていた。
ある日、彼女は公爵家のパーティに招かれる。しかしそのパーティも、いじめっ子たちがジュライに恥をかかせようとでっち上げた架空のパーティだった。それを知らずに公爵家を尋ねたジュライ。彼女は事実を知って帰ろうとしたが、そのとき公爵家の令息は意外な行動をとった。
そこからジュライの境遇は大きく変わりはじめるのだった。

没落貴族の令嬢に起きた奇跡

作品情報にもありますが、いじめものです。苦手な方は注意。

本作品をオススメできる人

• 短編を探している
• ご都合展開だけでなく、少し現実的な要素が欲しい
• 登場人物の言動にストレスを感じたくない

読んでみての感想

冒頭でも記載した通り本作品には「いじめ」表現があります。

いじめと言っても暴力表現ではなく、嫌がらせを受ける描写が多く、
リアルないじめ方を描写しているように感じました。

それまでいじめを甘んじて受けるしかない環境だったヒロインが、罰ゲーム告白の要領で公爵家を訪れてから運命が変わり始めます。

展開はテンプレですが、明確なざまあもなく物語の構成としてはメリハリが少なめです。
現実でもある日いじめられっ子が突然ざまあをしないので、表現が一貫していると言えます。

ざまあ・追放・話を聞かない登場人物がある作品に飽きてきた方でも読める作品です。