※この記事はアフィリエイト広告を利用しています。
ジャンル | 恋愛 |
オススメ度 | ★★ |
なろうURL | なし |
カクヨムURL | https://kakuyomu.jp/works/1177354054917543406 |
作者 | 赤村咲 |
作品概要
「ごめんね、エレノアちゃん。悪気があるわけじゃないのよ」
幼馴染みの聖女アマルダは、そう言って私に『無能神』と呼ばれる醜い神様との結婚を押し付けた。そのくせ、アマルダ本人は最高神と新たに結婚を決め、幸せいっぱい。
一方の私は、元々の婚約も破棄されたうえ、神殿の隅に追いやられ、醜い無能神の相手をしながらひっそり生きていく羽目に。……のはずだけど、この神様、ぜんぜん『無能』じゃないですよね?
聖女様に醜い神様との結婚を押し付けられました
それになぜか、他の神々がみんなこの神様を敬っているみたいなんですけど……?
全員を救いたいなら、誰の味方もしてはならない。
登場人物達の根幹を大事にしているお話です。
本作品をオススメできる人
- カタルシスを感じたい人
- ざまあ・断罪の理由づけがちゃんとされている作品を探している人
読んでみての感想
不遇な役職を押し付けられたけど、実は最強の力を持ってた系のテンプレです。
役職に留まらず、罪も押し付けられたりとストレスのかかる部分が多々あります。
ですが「断罪!はいざまあ!」というワンフレーズで終わる作品ではありません。
皆さんは聖女という周りから崇拝される者が、どんなときに気位を落とすと思いますか?
本性が露呈したとき、証拠を突きつけられたとき、人によって様々な状況が浮かぶことでしょう。
本作の「神」は、現実の神話とも繋がる部分が多く、気位の失墜にも明確な理由づけがされています。
物語の根幹がきちんと整えられている作品です。
愚かな人を懲らしめるだけの作品に飽きてしまった人でも楽しめると思います。
番外編含め300話以上と長めの作品ですが、 話数の印象ほどは長く感じずスラスラ読めました。
好みの分かれる要素
- ストレスのかかる描写
前述の通り、不遇な役職の押し付けや濡れ衣などのストレスがかかる描写があります。
解決は終盤となるので、精神に余裕がない時は避けた方が良いでしょう。
漫画版
本作は話数も多く、最初に漫画版を読み進めてから続きを小説で読むとした方が内容も入りやすく、時短になります。
作画も安定しているのでオススメです。