サイコパス、異世界で蝙蝠に転生す。

作品概要

男は幼い頃、両親から虐待されていた。
高校を卒業間近に迫った2月。唯一、男の味方だった祖母が病気で亡くなってしまう。
男は絶望した。そして考えた。
　
「ばあちゃんがいねぇなら、もうどうなったっていいや」

男は両親を刺し殺した。何度も何度も刺した。
そして、ふと思った。殺人が楽しいと。
それから、男は小中高で虐めをしてきた人間を関係者や見て見ぬフリをしていた教師も含めて殺した。快感に酔いしれながらもやる事は終わったと、最後の殺人を終えて満足気に自殺した。

次に男が目を覚ますと、何故か蝙蝠になっていた。

サイコパス、異世界で蝙蝠に転生す。　より引用

魔物に転生し、俺TUEE！眷属TUEE！する作品です。

本作品をオススメできる人

• ストレスフリーな作品を探している人
• 毎日更新している作品を探している人

読んでみての感想

サイコパスとは精神疾患の1種であり、定義は非常に複雑なもののため、
主人公がサイコパスかどうかについてはコメントしません。フィクションなので。

転生した主人公はやりたいことに一直線で、サクサク物事が進んでいくのが特徴。
物語の中弛みは感じづらかったです。

俺TUEE、眷属TUEE描写が多くありますが、世界で最強というわけではなく、
ある程度強くなった後は、自分達の縄張り(建国)を持つ方向性に進んでいきます。

誰かのために、世界のためにといった正義感はあまりなく、やりたいことにはどんな手段を使います。
ですが、眷属たちとは和気藹々と過ごすことが多く、ほのぼのできる場面も多いです。

とてもシンプルで分かりやすい作品です。
複雑な勢力図とかに疲れてしまった際はこの作品をぜひ一読してみてはいかがでしょうか。

好みの分かれる要素

• キャラ付けを口調で行う点

語尾や口調でキャラ分けをする傾向にある作品です。
例えば「〜だぞ。」という語尾の場合、ほぼ全ての会話で語尾が「〜だぞ。」と付けられます。

誰が喋っているのかは把握しやすいのですが、キャラクターを記号のように感じてしまう側面があるので、
合わない方は読まない方がいいかもしれません。