毛玉幻獣グリ子さん

作品概要

主人公が幻獣学院の卒業試験で、非常に愛らしいグリ子さんを召喚するところから物語はスタートします。
(作品ページ下部にあるイラストは必見。)

幻獣とは、世界のインフラなどの様々な分野で活躍する別世界の存在。
卒業試験の召喚は、その後の人生を左右するパートナーを喚ぶ重要な場面です。

成績優秀者である主人公は一体どんな幻獣を喚ぶのか？ そんな期待の中現れた愛らしいグリ子さん。
「弱い幻獣」を喚ぶ者は家には不要とされ、主人公は実家からほぼ勘当。

主人公の今後は如何に？

ファンタジーと現代が混じった世界で、相棒の毛玉(⁉︎)と共に日々を過ごすほのぼのSFです。

本作品をオススメできる人

• ほのぼの日常ものを探している人
• なろう系特有の長い家名を覚えるのが疲れてしまった人

読んでみての感想

なろう系小説をよく読んでいる方は予想がつくかもしれませんが、
グリ子さんは非常に強力な幻獣で、追放した人が実は強かったというお話。

とはいえ、本作はざまあを中心にしたものではなく、
幻獣の居る世界で、ドタバタした日常を眺めながらクスッとできるほのぼのSFものです。

本作は現実と違う世界観の説明は、要素が出る都度行われます。
文章での説明だけではなく、会話を織り交ぜることで非常に頭に入ってきやすいです。

会話文で説明を行う際は、創作物に限らず質問者と回答者に分かれて会話を展開させる形になります。
このとき、質問者が普段の振る舞いと比べてバカになってしまうことが多いのですが、
本作は学院就学生(質問者)と学院卒業生(回答者)で上手く役割分担をしていると感じました。

のんびりゆるやか、たまに戦闘なグリ子さんとの日常を、皆さんも是非読んでみてはいかがでしょうか。

好みの分かれる要素

• 特になし