追放された公爵令嬢、ヴィルヘルミーナが幸せになるまで。

★☆☆

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ジャンル恋愛
オススメ度
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カクヨムURLなし
作者ただのぎょー

作品概要

「お前との婚約をここで破棄する!
平民の研究者が功績を上げて勲章を与えられたからな。お前をその褒美として嫁がせよう!」

王太子の婚約者であった公爵令嬢ヴィルヘルミーナは、夜会の席で婚約を破棄されて平民との結婚を命じられる。
王太子に嵌められ、実家である公爵家からも僅かな手切れ金だけ渡して追放され、顔も見たことのない平民の研究者の元へと嫁がされることとなった。

ーーこれがわたくしの旦那様、ダサい男ですわね。

身長は高いがガリガリに痩せた猫背で服のサイズも合わず、髪はもじゃもじゃの男。それが彼女の夫となるアレクシであった。
最初は互いを好ましく思っていなかった二人だが、ヴィルヘルミーナは彼の研究を支え、服装を正すなかで惹かれ合うようになる。そして彼女を追放した実家や王太子を見返すまでに成り上がって幸せになっていく。
一方、彼女を追放した者たちは破滅していくのであった。

追放された公爵令嬢、ヴィルヘルミーナが幸せになるまで。 より引用

王道の追放→ざまあの悪役令嬢作品です。

本作品をオススメできる人

  • 王道の悪役令嬢作品を探している人
  • 完結済作品を探している人

読んでみての感想

概要として、追放後の旦那が有能で最後にざまあをするタイプの作品です。

仕事のできる主人公が政争に敗れてしまうところから始まります。
主人公は実家との折り合いも悪いため、王太子は陛下の外遊中に婚約者のすげ替えと、後戻り出来ないぐらいの処理を目論み実行することに。

ちなみに、こういった最初の断罪は相手の狂言であることが多い中、主人公はしっかりと暗殺を試みています。
貴族として完全に白ではいられないところにリアルさを感じられて好みでした。

その後夫と仲を深めていくのですが、最初は仕事仲間としての信頼関係から初々しい夫婦に移り変わっていく表現がとても可愛らしく恋愛要素も十分に楽しめる作品です。

ざまあ要素については、追放側の様子が閑話として差し込まれることが多いのでストレスを溜めずに読むことができました。

好みの分かれる要素

  • 改心あり

ラストに追放した王太子の改心があります。
最後まで愚かな相手への断罪ざまあはありませんのでご注意

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