不滅のダンジョンマスター

作品概要

夕暮れ時の街中で、ある男が通り魔に刺された。
失血多量で死にかける男の胸の内は、死にたくないという願いだけ。
男は最後の瞬間まで、ただそれだけを願っていた。
そんな男が死の先で出会ったのは、異世界の神。
神の言葉に従って転生した男だったが、転生した先はなんとダンジョンそのもの。
人の身体とは勝手の違う身となり困惑しつつも、
恐怖から逃げ続けている内に鍛えられた精神で、
ある時は妄想し、ある時は逃げ、またある時は歩み寄り、
弱肉強食の異世界で、すぐ傍にある死を恐れつつ、終わりのない生を生きていく。
ここは終点ではない。ここからが、始まりなのだ。
これは異世界に転生した臆病で死を恐れる男の物語。

不滅のダンジョンマスター　より引用

ヒロインが登場しない、無骨な異世界ファンタジーです。

本作品をオススメできる人

• 恋愛要素のない作品を探している人
• 底の見えない世界にワクワクしたい人

読んでみての感想

主人公は転生の際に、時間経過による老いの恐怖を無くすために不老を求めます。
無事不老にはなったものの、次は時間経過による自己の変質や消失にどう立ち向かうか？という物語です。

ジャンルとしては、オーソドックスなダンジョンマスターものです。

最新112話まで読了しましたが、読者だけでなく主人公もまだまだ世界の全容が掴めておらず、物語の序盤という印象です。

まだまだ狭い世界しか見えておりませんが、今後異世界の人間や魔王、理不尽に対してどう立ち向かっていくのか非常に楽しみな作品です。

好みの分かれる要素

• 文体

主人公と親しくなるのは人外がほとんどで、会話がどうしても少なくなりがちです。
そのため、多少の読みづらさを感じる面があります。

• 先行き不透明

最終更新が2023年12月かつ、作者がマイページを公開していないため近況を知る術がありません。
次回の更新予定がいつになるか不明なので、一旦読み切りたい！という方には丁度いいと思います。