女神の加護はそんなにも大事ですか？

作品概要

王都の教会にラポワリー侯爵家の双子の姉妹が両親と共に訪れた。
十二歳になった者が全員受けなくてはいけない神託の儀式のためだ。
儀式を受けると平民でも特殊能力であるスキルを授かることもあるし、貴族なら神の加護を授かることもある。
美しいと評判の妹フルールが授かったのは女神の加護。
喜んだ両親はフルールだけを連れて帰ってしまう。
残された姉のフェリシーは戸惑いながらも、両親からの愛をあきらめていた。

女神の加護はそんなにも大事ですか？

令嬢系のテンプレ姉妹差作品です。

本作品をオススメできる人

• 完結済作品を読みたい人
• シンデレラストーリーを探している人

読んでみての感想

華やかな双子の妹と比べて冷遇されている主人公が、自分の足で生きて行くために歩んでいき、
王子様と次第に惹かれあっていくお話です。

本作は家族が大分愚かなのでストレスを避けたい方はご注意。
妹は前述の通り愚かな行動をしますが、頭が悪いにしては自分の強みを理解し、周りを味方にする賢さを持ち合わせています。

こういった作品は妹、両親にざまあが及ぶことが多いですが、両親への報復はあまりありません。
というよりも、終盤では両親の存在感が薄くなります。

テンプレ作品を探している方にオススメできる作品です。

好みの分かれる要素

• テンプレ展開

本作はほとんどがテンプレ展開です。
なろう系の恋愛ものを多く読まれている方は見飽きた展開の可能性があります。

• 主人公の家族について

物語の開始前から姉妹間の格差があり、理由が容姿や愛嬌のみです。
両親はキャラとしての深みや奥行きもなく、ただの馬鹿でしかありません。
そういった要素をストレスに感じる場合、本作は避けた方が良いです。